MADONE 9 ~インプレ~
こんにちは熊取の森です!
今回は先日乗り換えたばかりのマドン9のインプレをしていきたいと思います
インプレとか偉そうなこと言ってますが僕が感じたこと思ったことをそのまま書きます 笑
ちょっと長いですが読んでもらえたらと思います~
自転車歴10年目にしてようやくハイエンドバイクです
まずはスペック
トレックのオーダーシステムのプロジェクトワンで注文
メインコンポはアルテグラDi2 (クランクだけデュラ)
フレームはH1,H2と2種類のジオメトリーから選べ、より前傾の取れるH1フィットを選択
H1フィットはトレック史上最強のOCLV700カーボンでサイズは54
マドンは全サイズでH1フィット OCLV700カーボンを選んで頂けます
ホイールは3Tの練習用ホイールで激重です…笑
写真状態で7.7kgと重めですが、白の塗装と鉄下駄ホイールと考えると十分軽量
先日走った岬エンデューロの使用で7.4kgです。
マドンの特徴の一つであるベクターウィング
ワイヤー、ケーブル類の全てが内装なのでフロントブレーキワイヤーがフレームと干渉しないように
パカパカと開いてワイヤーを逃がすという仕組み。このパーツはカーボンではなく樹脂です。
※汚れてるのは見逃してください。笑
Di2,機械式の変速調整や充電はダウンチューブにあるコントロールセンターに内装
見た目もチョースッキリ
充電時は工具無しで開閉できます
機械式はダイヤルになっており回すことによってフロントディレーラーの調整ができます。
リアはリアディレーラーについてるダイヤルで調整します。
ドマーネでも好評を得ているISOスピード(アイソスピード)
ドマーネのように稼働具合を調整はできませんが確実にしなり快適性に貢献しています
ただ、あんまり実感はできてないです笑
以前に乗っていた以前に乗っていたバイクと比べると雲泥の差ですがね
快適性をとるならドマーネの右に出る者はないですわ
BB周りのボリューム感ときたらエゲツナイものになってます
ここだけ見たら2000ワット以上出すトラック選手が乗るトラックフレームかと思うくらい 笑
52-38Tのチェーンリングですがそれをも飲み込む勢いのボリュームです
実際このボリュームが踏み出しの加速に大きく貢献してるのはこれでもかというくらい実感してます
そしてここからが僕がマドン9を選ぶなかで悩んだところ。
それがハンドル周りです。
どこのインプレ記事を読んでも詳しく書かれていないので気になった範囲で書きます。
ステム一体のフルカーボンハンドルで幅は400mm
これはSTI付近での幅で下ハンでは420mmになります
今流行りの正面から見たとき「八」字になってます。
普通ですね。
けど僕からしたら広すぎるんです笑
昔、河内長野でKINGと言われる方から教えて頂いた「ハンドルは狭い方がいいんや」と。
集団で狭い隙間に入り込める
狭いので腕が開かず空気抵抗が減る
スプリント時に力を入れやすい。
などの理由でトラックですが360mmを使ってました。
ロードでも380mmなので最大6cmも広くなると違和感出まくり。笑
ろくにもがけませんでした笑
でもまあ、そこは慣れです
実際今ではこれまで通りもがけてます
前回もがいたときは67km/hと以前より3km/h以上トップスピードが上がりました
カーボンハンドルは使わない派でしたが物凄い剛性のハンドルなので満足してます
上ハン部分の広さはガーミン810Jよりちょっと狭いくらいの45mm
厚みはバーテープの巻き終わりの部分で16.7mm
かなり平べったいハンドルですが本気で引き付けてもたわまないマッチョなハンドルです
ワイヤー類が一つもないのでスッキリですね
そしてヘッドチューブ
ジオメトリーでは120mmとなってますが実測125mmでした。
これはヘッドチューブとステムの間に挟まってるパーツの上端で125mmです。
ステムの角度は7度
ヘッド長115mm、17度のステムを入れてるCAAD12と比べるとかなり高いです
マドン9はWSD(女性モデル)の展開もあるのでもっと狭いハンドル幅、
ステム角度を増やしてほしいというのが僕の希望です~
さて、ここからは登り、下り、平坦の感想を書きたいと思います。
まずは登り
最初に言うときます。僕自身登れる身体じゃないです笑
が、BB周りの剛性とヘッド、ハンドル周りの剛性が高いので引っ張られるように登ります
ハンドル幅も広いので上半身をリラックスさせて登ることができるので非常に楽です
ここへきてハンドル幅の広さが活きてくるとは思いませんでした 笑
同じエアロバイクだった以前に乗っていたバイクと比べると踏み出しの反応がリニアで踏んでいって楽しいバイクです
今度気が向いたら大阪鍋谷のタイム測ってきます
ウィリエールの時は21分がベストだったので20分は切りたいですねいつ行くかわからんけど笑
てな感じの登りの印象。
そして下り
これは怖いくらいに加速します
大気圏突入する隕石のような感じっすかね笑
ブレーキせずにほっとけばどこまでも加速していくので、そこだけ注意が必要ですね
コーナーは異常なほどの直進性でいつもの感じで曲がろうとすると思うように曲がれなかったので戸惑いました笑
けど体重移動など曲がるきっかけを与えてあげればキレイなラインで曲がってくれます。
最初じゃじゃ馬みたいな自転車やなと思いましたが慣れれば素直なもんです
最後に平坦
ここはマドン9の性能が一番活かされるところだと思います
ギアを「踏む」というより少し高めのケイデンスで「回す」方がス~ッと気持ちよく加速し
無理なく巡行ペースに持っていくことができます
また、上ハン部分がフラットなのでエアロポジションをとったときに腕が痛くなりにくいのもいい点ですね
条件にもよりますが40km/hで巡行しようと思えばできると思います
ふとメーター見たときにさらにペースアップしてることが多いくらいです
気付かないうちに加速していく後続からしたら嫌なバイクですな笑
あと、流して走ってるときの空気を切る音というのがたまりませんね
これは乗ったものにしかわかりませんわ
てな感じのマドン9です
自転車歴10年ですがこれまで乗ってきたどの自転車よりも優れています
ここまで変わるのかと衝撃を受けたくらいです
あえて一つ挙げるとしたら専用ハンドルのラインナップを増やしてほしいところくらいですかね
トレックさん、ボントレガーさんお願いします
では
2016年10月28日