話題のパワーメーター【 FC-R9100P 】入荷
遂に来てしまいました、ブログを書いていると手がかじかむ季節が・・・
年々、末端の冷えがひどくなってきている気がします。SBM@しんちゃんです
さぁ、今日は久々にメカ的なお話
遂に入荷してきた、シマノ渾身のFC-R9100Rをご紹介します
まず、シマノのパワーメーターを使用して取得できる情報はコチラ
【パワー】ライダーの出力をワットで表示
【パワーの左右バランス】出力されているパワーの内、左右のバランスをパーセントで表示
【ペダルスムーズネス】左右のペダリング効率の事で、クランク1回転中の平均出力と最大出力の比率を表示
この値が0%に近づくと、ペダリング中のクランクに掛かっているパワーはムラがなく効率のいいペダリングができているという事になります
【トルクエフェクティブネス】左右のトルク効率の事で、パワーが、自転車の推進力としてどれくらい伝わっているかを表示します。この数値が100%に近づくと、発生させたパワーは効率よく車体に伝達しているという事になります。
パイオニアのように矢印での表示は有りませんが、ガーミンなどで左右の%表示は出来るので十分使い勝手がよさそうですね
【ケイデンス】1分間あたりのペダル回転数
【バッテリー残量】パワーメーターのバッテリー残量をサイクルコンピュータ上に表示させることが可能
FC-9100Pの大きな特徴がセンサーが小型化です(パワーメーター非搭載のクランクセットに比べとわずか70gの増加)
バッテリーがクランクシャフト内蔵になったこと、シマノが作ったことにより他社製品よりクランクと一体して作ることができるので、センサー類などを小型化することができました。
その結果、センサーがフレームに干渉することがなく多くのバイクで使用できるようになります
特にトレックのカーボンバイクはBB90とかなり幅広のBBシェルなのでパイオニアのパワーメーターを左右に付けるのが難しく、ノンドライブ側のセンサーがフレームにあたってしまったり、一応つくけどクリアランスが全然なかったり・・・とすこし工夫が必要でした。
上記の問題からトレックにパイオニアを取り付ける場合は右側のみが多く、計測できるのはドライブサイドだけでノンドライブサイドは仮想でした、シマノのパワーメーターでは問題なく両方のセンサーがパワー計測してくれるので、より正確に計測できるようになります
そして面倒なシステムのアップデートはBluetoothに対応しているのでスマホやタブレットでEtubeアプリを使用して更新可能です
Di2も新型のバッテリーやジャンクション、ワイヤレスユニットの交換でBluetoothを利用してアップデートが可能になっているので、この辺はさすがシマノといったところでしょうか。
それでは、さっそく入荷仕立てのFC-R9100Pを取り付けていきましょう
まずは、マグネットの取り付けから、専用の取り付け位置計測用の工具が付属されるのでBBに差し込み取り付け位置を特定。
これはかなり便利なアイテム、めっちゃ簡単です
P社のようにセンサーマグネットを仮止めしてクランク抜いてとめんどくさい作業は一切ありません。
そして普通にクランクを入れます。
このとき、先端のキャップは外さず差し込んでから外します、グリスなどが中に入らないようにするためのキャップです。
そして、ネジの切ってあるいびつなパーツを、明らかにはまりそうな形の工具にドッキング
まぁ、上に乗せただけですけど・・・
今まで左クランクについていたネジと同じ役割をします。左クランクが脱落しないように規定のトルクでねじ込んでいきます。
この時、左側クランクに電気を供給する配線があるのでしっかりと指定の場所に逃がした状態で先ほどのパーツをねじ込んでいきます。
この配線は下手すると切れるので要注意。修理不可な部分となります。
シャフト内部に見えるのが、バッテリーです。
ねじ込みが終わったらバッテリーと左クランクの配線ををつなぎます。
あとは専用のキャップとパチッと。
普通のクランク取り付けと同じくらいの時間で作業完了。
充電の方法も簡単で、センサーのカバーを外して付属してくる専用充電ケーブルを使用して行います。
磁石でくっつくタイプ
なんか青く光る充電ランプのカッコいい・・・
ちなみに、バッテリーの充電時間は2時間半。
持ち時間は約300時間となっています。
300時間ってツールドフランス3回分以上ですwもはや充電するの忘れそう・・・
この後、ガーミンと接続
普段、スピードセンサーやケイデンスセンサーを認識させるのと同じ要領でできるので簡単です
速くラクに走れるようになる方法としてホイールやコンポーネントをアップグレードさせるという方がほとんどです。
ただ、自分の力を知りトレーニングすればもっと効果的に速く走れますその自分の力を限られた時間の中で効率的に上げるにはパワーメーターによるトレーニングが一番
またロングライドで体力を温存した走り方がしたい、登りをもっと楽に走れるようになりたい・・・そんな悩みを持っている方にもおすすめです
パワーメーターを導入することで、無駄な力を使わない効率的な走りが出来るようになります
今回紹介したパワーメーターのようにクランクタイプがほとんどですが、ガーミンからはペダルタイプのパワーメーターも販売されています。
最近ではバルブに取り付けるタイプなんかも出てきていますよ。
ちょっと走るのに飽きてきた方もモチベーションがUPしてまた乗る楽しみも増えるのではないでしょうか
そんなパワーメーターを導入してみてはいかがですか?
シマノ・FC-R9100-P
●対応プロトコル:BluetoothRLE 、 ANT+
●クランクアーム長: (チェーンリング付き)170、172.5、175 mm、(チェーンリング無し) 165、167.5、170、172.5、175、177.5、180mm
●歯数構成:50-34T、52-36T、53-39T
●価格:14万3662円(税抜)
より詳しく知りたい方は各店スタッフまでご相談ください
では
2017年11月15日