【徹底レビュー】シュワルベ クリックバルブの魅力とは?TPUチューブとの相性も検証してみた!
みなさんこんにちは、夜明けが早くなったので毎朝4時に愛犬に起こされ寝不足気味の垣内です。
「ポンプをつなぐだけなのに、毎回ちょっとストレス…」そんな経験、ありませんか?
シュワルベが新しく開発した 『クリックバルブ』 は、そんな小さな不満を解消してくれる画期的なアイテムです。
空気入れの煩わしさを一瞬で解決し、TPUチューブとの相性も抜群。
今回は、実際に CYCLPLUS AS2PRO や TREK AIR RUSH と組み合わせて使用感を検証しました。
「バルブアダプターの進化ってここまで来てたの?」と思わず声が出る便利さ、ぜひチェックしてみてください。
📌 目次
- クリックバルブってなに?
- なぜクリックバルブを使う人が増えているのか?
- AS2PRO・TREK AIR RUSHで試してみた
- なぜクリックバルブが優れているのか?
- 気になる弱点とその対処法
- 関連リンク・動画
- まとめ|こんな人におすすめ!
🔧 クリックバルブってなに?
シュワルベといえばタイヤの印象が強いブランドですが、実はチューブやバルブ関連でも先進的なプロダクトを展開しています。その中でも注目したいのが、この「クリックバルブ」です。

クリックバルブ外装パッケージ
クリックバルブはその名の通り、空気入れの際に「カチッ」とはめ込むだけで完了するワンタッチ機構を備えたバルブ用アタッチメント。従来のネジ込み式と違って、仏式バルブにありがちな「バルブコアが緩んで一緒に外れてしまう」というトラブルを防げます。
空気を入れるだけなのに手間がかかる、気を使う、パンク時は特に焦る…そんな経験がある方にこそ、クリックバルブの便利さは刺さるはずです。
💭 なぜクリックバルブを使う人が増えているのか?
シュワルベの「クリックバルブ」は、ヨーロッパでは2024年に発表され、国内では2025年春頃から店頭での取り扱いが本格化してきました。まだ新しい製品ではありますが、すでに使い始めているライダーの間で「これ、便利だね」と評価され始めており、私自身もまさにその声に共感しています。
現在、店頭にも実際に手に取って操作できるサンプルをご用意していますので、ぜひその使いやすさを体験してみてください。
では、なぜこれほど支持されているのか? その理由を簡単にまとめてみます。
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- ワンタッチで誰でも簡単に着脱できる操作性
ネジ込みやレバー操作が不要で、「押して固定」「引いて外す」だけのシンプル設計。装着ミスや空気漏れの不安がなく、初心者にも扱いやすい設計です。
- ワンタッチで誰でも簡単に着脱できる操作性
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- 空気漏れのない構造でエアロスが極小
ポンプとバルブの密着度が高く、注入後にエアが漏れるようなストレスがありません。特に高圧・高精度を求める場面でその恩恵を感じます。
- 空気漏れのない構造でエアロスが極小
- 従来比で最大50%のエアフロー向上
従来の仏式バルブに比べてエアの流入量が多く、空気の入りが早くなります。CO2ボンベや電動ポンプとの相性も非常に良好です。
こうした実用性の高さと、扱いやすさが相まって、徐々に支持が広がっている印象です。新しい規格ながら「これなら自分も使ってみたい」と思わせる説得力がある製品だと感じています。
🧪 AS2PRO・TREK AIR RUSHで試してみた
今回は、実際に2種類の電動ポンプを使って、TPUチューブに空気を入れてみました。
- CYCLPLUS AS2PRO
- TREK AIR RUSH
どちらのポンプにも付属のホースがあり、そこにクリックバルブ用アタッチメントを取り付けて使用します。結果から言うと、どちらも非常にスムーズに装着でき、空気の充填も問題なしでした。
✅ 接続は一瞬、固定も確実
差し込んで「カチッ」と音がするだけで接続完了。無理な力も不要で、空気漏れも起きません。これまでのような「うまく刺さってるかな?」という不安がなく、安心して作業に集中できます。
🔥 熱の発生には違いも
少し気になったのは熱の発生量。AS2PROは空気を入れている間にやや熱を帯びやすい印象で、対してTREKのAIR RUSHは熱のこもりが少なく、夏場などでも安心して使用できそうです。

CYCPLUS AS2PROで空気を注入中

TREK AIR RUSHで空気を注入中
👍 クリックバルブの“本当の”魅力
💡 仏式バルブの不満を一掃
これまで多くのサイクリストが抱えていたであろう「仏式バルブへのポンプ接続問題」。ネジ込みが面倒、バルブが折れそうで怖い、外すときにバルブコアごと抜けてしまう——そんなストレスをすべて解消してくれるのがクリックバルブです。

バルブコア交換後の状態
交換も付属のパーツで簡単に行えます。

付属ツールでコア交換中の様子
🚴♀️ 携帯ポンプとの相性も◎
差し込んで固定、終わったら引き抜くだけという簡単さは、ライド中の焦りがちな場面でも威力を発揮します。

ポンプに接続してクリック!
⚠️ 気になる弱点とその対処法
- アタッチメントが樹脂製なので、長時間使用や高温状況では劣化が心配
- 一部のディープリムホイールでは、バルブ長の関係で奥まで差し込みづらいケースも
- アダプター単体をバルブに装着すると、空気が一気に抜けてしまう
この最後の点は特に重要です。空気入れが終わったあと、うっかりアダプターから外さずにホースから外してしまうと、バルブが開いたままの状態になり、空気が全部抜けてしまいます。必ず空気を入れ終えたらアダプターから外しましょう。
🛠 対策:ウルフトゥース製アダプター
樹脂の耐久性が気になる方には、アルミ製のWolf Toothアタッチメントがおすすめです。熱や衝撃に強く、長く使えます。

ウルフトゥースのアルミ製アダプター
しかも、サイズもかなり小さめ。
持ち運ぶならウルフトゥース一択です。

シュワルベ、ウルフトゥース、バルブサイズ比較
🔗 関連リンク・動画
📄 内部リンク
今回使用したTREKの電動ポンプ「AIR RUSH」のレビューは、TREK AIR RUSHのレビュー記事はこちらで詳しく紹介しています。あわせてご覧ください。
🎥 外部リンク(YouTube)
📍 まとめ|クリックバルブはこんな人におすすめ!
- TPUチューブなど、繊細なチューブを使っている人
- 携帯ポンプや電動ポンプを多用する人
- ポンプ接続時にトラブルや不安を感じたことがある人
- 女性や初心者など、空気入れに慣れていない人
バルブヘッドひとつで空気入れのストレスがこんなに変わるのかと驚きました。クリックバルブは、サイクリストの日常にちょっとした安心と快適さをもたらしてくれる優秀なアイテムです。ぜひ一度、体験してみてください。
🛒 店頭でもお取り扱い中です!
シュワルベ「クリックバルブ」は、アバンギャルド和歌山店にて販売しております。
実際にお試しいただけるサンプルもご用意しておりますので、ぜひご来店の際にお試しください。
商品名 | 価格(税込) |
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Clik Valve Conversion Kit(シュワルベ) | ¥3,300 |
Wolf Tooth アルミ製ポンプアダプター | ¥2,530 |
取り付けに不安がある方には、スタッフによるご案内も可能です。
お気軽にアバンギャルド和歌山店までご相談ください。
2025年6月20日