マヴィック新作コスミック プロ カーボンSL UST
熊取の森です!!
めちゃくちゃ走行に影響するホイールを最近履き始めたのでご紹介
マヴィックの新作ホイール
コスミック プロ カーボンSL UST
SL = スーパーライト
UST = ユニバーサル システム チューブレス
めっちゃ軽いチューブレス対応ホイールですという意味
調べて知りました 笑笑
ここからはぼく個人が各所気になったところを書きます~
まずはリム内幅
実質19Cのワイドリムですね
マヴィックのカタログやホームページを読んでいくと17Cと書かれてあり、さらに読み進むと19C 、、、
どっちやねん!!と、いうことで測ってみたくて購入しました
正しくは19Cで落ち着きましたね
カタログは17Cともありますが19Cですよ~
内幅が19mmもあればタイヤサイズは25C以上しか使えませんね
これに23Cなど入れると走行中にタイヤが剥がれたりする危険性があるので絶対お勧めしません
そしてリム外幅
約26mm
最近のワイドリムに対応したホイールであれば問題なく装着できますが
年式によってはチェーンステーにタイヤが干渉し装着できないフレームがあるので要注意
リム高は40.2mmでカタログ通りのサイズ
最近、35~40mm高のホイールが増えてきてる気がしますね
横風の影響を受けにくく、リム外周が軽いので登りにも使えます。
40mmとミドルハイトな為、平坦でも効果を発揮できるオールランドなリム高ですね
個人的にもこれくらいのリムハイトのホイールは好きですね~
ブレーキシューが当たるブレーキゾーンには「iTgMax」処理が施されています
どんな処理かというとブレーキ面にレーザーを照射しレジンを焼き付けて耐熱性を持たせるというもの。
長い下りや急減速の際に摩擦でリム表面が200度近くまで上がります。最悪の場合、熱でカーボンが破損しホイールが破断することもあります
それだけ熱にデリケートなカーボンホイールですが、マヴィックが特許取得の「iTgMax」なら耐熱性を持たせているのでリムが強く
さらにレジンを焼くと同時に細かい凹凸をブレーキゾーンに付けているのでブレーキングが抜群です
実際に、アルミリム、エグザリットと試してきましたが一番効いてる実感があります
付属のタイヤは「イクシオン PRO UST」
25Cで表記重量は250gで実測246gと4g軽いですね
バルブは9g
写真は撮ってませんがホイールの重量はカタログスペックで前後1490g
これは、クイック、リムテープ、バルブなしの重量と思われます
自分のを実測した結果
前輪:680g
後輪:870g
前後:1550g
前後リムテープだけそのままにした重量なのでリムテープ1本を相場の約20gとした場合約1510gの計算。
誤差20gは全く問題ないレベルに仕上がってますね
チューブレスの一番嫌なところはやっぱりタイヤの着脱、、、、
下手にタイヤレバーも使えませんし固いしで何度握力を持ってかれたことか 笑
けどホイールに付属しているイクシオン USTならクリンチャータイヤのように手で着脱できます
これもマヴィックの特許のようでホイールの外径とタイヤの内径を最適化した結果この着脱のしやすさとのこと。
リム幅などサイズを図る際にタイヤは手で剥ぎました。
上の写真からも容易に装着できましたよ
タイヤをはめたら次はシーラントを充填します
シーラントなしでどれくらいエアが持つのか一晩シーラントなしで試したところ2~3気圧ほど抜けてました
パンクもしにくくなるしシーラント必須ですわ
付属のバルブコアツールでコアを外します
バルブ自体はフレンチバルブなのでフレンチ対応のチューブにも使えるので便利
そしてこれまた付属のシーラントと注入器
この注入器はちょっと不親切 笑
シーラントを約30ml入れるのですが、真っ白のシーラントを真っ白の注入器に入れるのでどこで30mlなのかわかりません笑
しかも内側にメモリもないので外側に記載されてるメモリを光で透かせて内側にマジックで線入れました
この辺の改善よろしくです
まあ、そんなこんなでタイヤにシーラントをブチ込みます
ゆっくり注入器のピストンを押しましょう
はじけると臭いです
チューブを抜くときにバルブをウエスなどで当て布したほうがいいですよ
「ブシュ」っと少量飛び出します
今までチューブレスのビードを上げるにはコンプレッサーやCO2ボンベを使用してた方も多いと思いますがUSTでは手押しポンプで上がります
実際に上がりましたがわざわざ手押しで入れる必要はありません 笑
最大空気圧は6気圧。
普段8.3気圧入れる僕からしたら信じられないくらい低圧ですが全くその低圧さを感じることなく走ってくれます
むしろ軽いくらいで漕ぎ出し一歩めでキモイけどニヤけました笑
ホイールを履いてニヤけたのはマヴィックのイオ、コメットを履いて以来の約7年ぶり
40mmハイトなのでどんなバイクでも合うリム高ですね
まずはドノーマルで履いてみてシュータッチや加速に不満が出ればスポークテンション上げて結線しようかと思ってましたがその必要はないようですな
登坂やスプリントでシュータッチしないのは快適ですね
さすがに52×14でゼロ発進したときはかすかに擦ってましたがそんなシチュエーションはロードにはないので問題なし
現役競輪選手の先輩にも乗ってもらいましたが「あかんでこれ!!」「こんなんセコイから使ったらあかんホイールや!!」とコメントを頂きました
競輪選手が乗っても満足する剛性バチバチのレーシーなホイールです
極太ダウンチューブのマドン9でも違和感なく合わせられますね
極太ゆえに50mmくらいが一番かっこよく見えるかも
まあ、その辺は好みですね
硬いホイールは乗り心地が悪いですがそこはUST
チューブレスが嫌な硬さを取り除いてくれてものすごく滑らかな走行感を感じ取れました。
側溝やマンホール、溝蓋の上をあえて進みましたが体に伝わる振動はかなり軽減されてます
さらにグリップ感が最高によくて苦手なコーナーも安心して曲がれます
クリテリウムなどコーナーが多いレースシーンに向いてる気がします
また、チューブレス以外にもクリンチャー使用でも試してみたいのでその記事はタイヤを履き潰してから書こうと思います。
乗り心地もよく、反応、加速性もいい至れり尽くせりなこのホイールのお値段は
税抜 ¥280,000 –
なかなかのお値段ですが付属のタイヤ一本が¥7,500 – なのでホイール自体の値段は実質 ¥ 265,000 – てとこですね
各社大手のカーボンホイールとほぼ同価格帯かむしろ安いくらいなのでこれは買いですね
ミドルハイトなリムで十分軽量で乗り心地も最高なオールラウンドホイールを試してみませんか??
では
2018年3月4日